噛み合わせを重視した診査のもと、顎への負担を軽減するスプリント治療に取り組んでいます。
まずは一度、ご相談ください。
顎関節症とは、顎の関節やその周囲の筋肉に痛みや機能障害が生じる病気です。口を開けるときにカクカクと音がする、顎が痛む、大きく口を開けられないといった症状が特徴で、悩まれている方は少なくありません。ひばり三国歯科では、咬合(かみ合わせ)への理解を深めながら診療を行っており、スプリント(マウスピース)を用いた治療を中心に顎関節への負担を軽減する対応を行っています。西東京市ひばりヶ丘で顎の不調にお悩みの方は、まずご相談ください。
当院では、顎関節症の治療において噛み合わせのバランスを非常に重視しています。顎関節への過度な負担は、噛み合わせの乱れと深く関わっていることがあり、表面的な症状だけに対処するのではなく、咬合の状態も合わせて確認したうえで治療方針を立てるよう心がけています。院長をはじめスタッフが咬合について継続的に学んでおり、見落とされがちな問題にも注意を払いながら診療を進めています。
顎関節症の主な治療法として、当院ではハードタイプのスプリント(マウスピース)を使用しています。スプリントは、就寝中や日中の歯ぎしり・食いしばりによる顎関節への負担を分散・軽減するとともに、咬合の状態を評価するための診断的な役割も担います。スプリントを装着することで症状がどのように変化するかを確認しながら、治療の効果を見極めていきます。
当院では、20年以上顎の痛みが続いていた患者さんが咬合治療によって症状が改善したというケースもあります。長年の不調をあきらめず、まずは現状の確認からはじめてみてください。ただし、症状の程度や原因は人によって大きく異なるため、治療の経過については個別にご説明しながら進めていきます。
顎関節症はさまざまな症状として現れます。以下のような症状に心当たりがある場合は、早めにご相談ください。
口を開ける・閉じる・咀嚼する動作のときに、顎の関節や耳の前あたりに痛みが出る症状です。ひどくなると安静時にも痛みが続くことがあります。
口を開けたり閉じたりするときに、顎からカクカク・コキコキといった音がする状態です。音だけで痛みがないケースもありますが、放置すると症状が進むことがあります。
口を大きく開けられない、または開口時に顎がひっかかるような感覚が出る状態です。通常、成人の口の開き方の目安は40mm程度とされており、それ以下の場合は顎関節に何らかの問題が生じている可能性があります。
顎関節症は、頭痛や肩こり、耳の詰まった感じ・耳鳴りといった症状と関連していることがあります。歯科的な原因とは気づかれにくいため、症状が長引いている場合は一度ご相談ください。
就寝中の歯ぎしりや、日中の無意識の食いしばりは、顎関節と周囲の筋肉に持続的な負荷をかけます。自分では気づきにくいことが多いため、家族から指摘されて初めて気づくケースも少なくありません。
歯並びや噛み合わせが左右均等でない場合、特定の顎関節に負担が集中することがあります。歯の治療後に詰め物や被せ物の高さがわずかにずれているだけでも、長期的に顎に影響を与えることがあります。
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による前傾姿勢は、頸部・肩の筋肉を通じて顎への負担につながることがあります。また、頬杖をつく習慣や、片側だけで噛む癖なども顎関節症のリスク要因として知られています。
精神的なストレスは、無意識の歯の接触・食いしばりを誘発することがあります。ストレスが多い時期に症状が悪化するケースもあります。
顎関節症は初期段階では関節音や軽い違和感にとどまることが多いですが、放置すると症状が慢性化し、対処が難しくなっていくことがあります。
初期段階では、口を開けたときにカクカクと音がしたり、顎に軽い違和感を感じる程度です。日常生活にはそれほど支障をきたさないことが多く、自然に改善するケースもあります。
症状が進行すると、口が大きく開けられなくなったり、顎の痛みが食事中や会話中にも生じるようになります。さらに悪化すると、安静時にも痛みが続いたり、頭痛・肩こりなど全身の不調につながることもあります。
また、長期にわたって関節に負担がかかり続けると、顎の骨や関節円板(軟骨のような組織)に変形が生じることがあります。こうした状態になると回復に時間がかかるため、早めに対処することが大切です。2週間以上症状が続く場合は、まず一度ご相談ください。
顎の動き・開口量・痛みの部位・症状の経緯について詳しくお聞きします。レントゲン撮影や咬合の状態確認を行い、顎関節症の程度と原因を探っていきます。
検査の結果をもとに、スプリント治療の内容・期間・費用についてご説明します。生活習慣の改善が必要な場合はその点もお伝えします。
歯型を採取し、患者さんの口に合ったハードタイプのスプリントを作製します。就寝時に装着することで、顎関節への負担を分散させます。装着感や症状の変化を確認しながら、必要に応じてスプリントの調整を行います。
定期的にご来院いただき、症状の改善状況と咬合の変化を確認します。スプリントの形態や装着時間の調整を行いながら、回復の経過をみていきます。
顎関節症の治療と並行して、日常生活の中でもいくつかの点を意識していただくことで、症状の改善につながりやすくなります。
頬杖をつく、片側だけで噛む、硬いものを好んで食べるといった習慣は、顎関節への負担を増やします。また、スマートフォンや PC を長時間使用する際の前傾姿勢も、顎や首への負担につながることがあります。日常の姿勢や習慣を少し意識するだけで、症状の悪化を防ぎやすくなります。
ストレスが多いと無意識に歯を食いしばることが増える傾向があります。入浴や軽い運動など、ご自身に合ったリラックス方法を取り入れることが、歯ぎしり・食いしばりの軽減につながることがあります。
顎まわりの筋肉が緊張している場合、温めたタオルを顎に当てて血行を促すことで、筋肉の緊張がほぐれやすくなることがあります。ただし、急性の炎症がある場合は温めると悪化することがあるため、まずはご相談ください。
顎関節症のスプリント治療は健康保険が適用されます。治療期間の目安は3か月〜半年程度ですが、症状の程度や回復のペースによって個人差があります。
| 治療内容 | 保険適用 | 費用目安(3割負担) |
|---|---|---|
| 顎関節症検査・診断 | あり | 1,000〜2,000円程度 |
| スプリント作製 | あり | 3,000〜5,000円程度 |
| 調整・経過確認(1回) | あり | 500〜1,500円程度 |
※費用はあくまで目安です。症状や通院回数によって異なります。
症状が軽い場合は、安静にすることで自然に改善するケースもあります。ただし、痛みや開口障害が続いている場合は、放置すると症状が慢性化したり、関節の変形が進むことがあります。2週間以上症状が続く場合は、早めにご受診ください。
基本的には就寝中の装着をお願いしています。日中の食いしばりが強い場合は、日中も装着していただくことがあります。装着時間や使用方法については、担当医が個別にご説明します。
顎関節症に伴う咬合の乱れや筋肉の緊張が、頭痛として現れることがあります。歯科的な原因が疑われる場合は、まず咬合・顎関節の状態を確認することをお勧めします。
スプリント治療で症状が改善した後も、歯ぎしりや食いしばりの習慣が続く場合は再発することがあります。治療後もスプリントを継続的に使用していただいたり、定期的な咬合チェックを受けることで、再発を防ぎやすくなります。